皆さま、こんにちは!
鹿沼青年会議所は今から59年前に誕生し、明るい豊かな社会の実現を目指して今日まで受け継がれて来た歴史のある組織です。20歳から40歳まで市内の様々な業種の色どり豊かなメンバーが一緒にまちづくりをしたり、自身や会社の成長のために修練を積んでいます。
昨年からの新型コロナウイルスの影響により、今世の中は人々の交流や経済活動が足踏みをしています。今年は地域の皆さまが復興へ向けて少しずつ動き出して頂けるようなアクションを起こしたいと思っております。
私たちに少しでも興味をもって頂いた方は是非気軽に私たちに声をかけてみてください。一緒に事業に参加してみるもよし、思い切って入会するもよし、フレッシュで楽しく魅力的なメンバーが皆さまをお待ちしております!
未来を想い、私たちが率先して行動を起こす
・過去を知り、明確なビジョンを共有する
・組織活性化のために本気で取り組む会員拡大
・仲間との繋がりを確固たるものに ・世界に目を向け組織力の向上を図る
・市民一人ひとりが地域の一員となるまちづくり
・持続可能な組織運営と発信の仕組み化
【はじめに】
1965 年に⿅沼⻘年会議所が誕生しました。来年、私たち⿅沼⻘年会議所は60周年を迎え ます。この特別な節目を迎えるにあたり、私たちは「誰かがやってくれる」という受け身の 姿勢を捨て去り、自ら行動することの重要性を再認識しなければなりません。 私たち⼀⼈ひとりが地域社会の未来を形作る「当事者」であるという自覚を持つことが、 今後の活動において不可欠です。過去58年間の歴史は、先輩方の英知と勇気と情熱によっ て築かれてきました。その伝統を受け継ぎながら、私たちも新たな挑戦を続け、来る60周 年に向けての基盤をより強固に築き上げなければなりません。
【過去を知り、明確なビジョンを共有する】
来年の60周年は、私たちの活動の歴史を振り返る貴重な機会です。この1年間、私たち は過去の活動を整理し、未来へのビジョンを明確にするための準備を進めてまいります。 先輩方が行ってきた活動を学び、軌跡を知ることは、私たちのこれから行う活動にとって 非常に重要です。先輩方の経験や教訓を学ぶことで、私たちはより良い判断を下し、効果的 なリーダーシップを発揮することができます。定期的に先輩方との交流の場を設けること で、経験や教訓を吸収する機会を増やしてまいります。 私たちの活動をより効果的に推進するために、将来に向けての方向性を定め、目的の共有 を重視し、全会員が同じ方向を向いて活動できるよう努めます。明確なビジョンがあること で、短期的な目標にとらわれず、⻑期的な成果を見据えた活動が可能になります。 この指針は、私たちの成⻑を促進し、次世代へのバトンをしっかりと渡すための基盤とな るでしょう。
【組織活性化のために本気で取り組む拡大活動 】
会員拡大活動は難航を極め、⿅沼JCの期首会員は38名であり、会員数は減少傾向にあ ります。会員拡大は、組織を維持存続させ地域社会への影響力を高めるため、新入会員がも たらす多様な価値観や創造的なアイデアがこれからの活動をより活性化させるため必要不 可欠です。入会対象者が興味を持つ分野は様々であり、ビジネス、地域貢献、家族交流など、 様々な機会を提供することが重要です。積極的な会員拡大の取り組みの⼀環として、異業種 交流会を定期的に開催し、多様な個性と価値観をもつ⼈々との交流の輪を広げてまいりま す。私たちと共に切磋琢磨したいと思ってくれる⼈財との出会いの場を生むことで本年度 は、10名の新たな同志の迎え入れることを目標に掲げます。 理念の共感を広げ、しっかりと拡大運動のバトンを引き継ぎ、会員数という組織の基盤を 強固に築き上げるために、本気で拡大活動に取り組んでまいります。
【仲間との繋がりを確固たるものに 】
JC 活動には様々な機会があり、委員会が同じであったり、出向先が同じだったり、同じ 目標に向かって活動を共にすると強力な絆が生まれることを私自身も体験をしてきました。 しかし、同じ枠組みで活動したことがなければ、あまり話したことがないメンバーがいたり、 ⼈となりを知らないメンバーがいたりすることも事実です。 そこで、委員会や⿅沼JCの枠組みを超えた会員同士の交流の場や同じ体験を共有し、友 情を深める機会を創り出すことが重要です。私たちは共に切磋琢磨しながら問題解決に取 り組み、互いに支え合い、個々の成⻑を促進することで、⼀生の財産と呼べる仲間をつくっ てまいります。 絆が深まることで、メンバー同士の信頼関係が強化され、例会への参加意欲も高まります。 仲間とのつながりを感じることで、出席率も自然と向上し、組織全体の活性化につながりま す。私たちが築く強固な絆は、組織の力を引き出し、未来に向けての挑戦を共に乗り越える 原動力となるでしょう。
【世界に広がる成⻑の機会】
JC は世界組織であり、出向という成⻑の機会は点在していますが自らが行動を起こさな ければ掴み取ることはできません。⿅沼JC以外の諸会議や大会を通じて会員⼀⼈ひとりが JC の可能性を見つめ直し、活動の視野を少しずつ大きくすることができればJAYCEEとし て⻘年経済⼈として活躍の場が飛躍的に広がります。出向という機会を、自分を変えるため のチャレンジと捉え、未来の可能性を育んでまいります。 さらに今年度は、5年ぶりに栃木ブロック協議会会⻑を輩出します。⿅沼JCはこの機会 を存分に生かし、出向者が得た経験や知識を⿅沼JCに還元できるように出向者のサポート 体制を整えてまいります。共に栃木ブロック協議会を盛り上げていきましょう。
【We Love KANUMA City】
⿅沼市に暮らす外国籍市民の⼈数は、約1,500⼈で、約40か国にわたっています。市の 総⼈口が減少している⼀方で、外国籍市民は増加しており、外国籍⼈口率も5年で1.5倍に 増加しています。外国籍市民と市民の間で異なる文化や習慣に対する誤解が生じており、地 域社会の調和を妨げる要因となっています。この課題に対処するためには、地域の魅力を再 認識し、市民が思うまちの誇りを共有できる環境を整えることが重要です。まず、地域の歴 史や文化、自然環境を活かした活動を通じて、市民が自らのまちに愛着を持つような施策を 展開します。地域の伝統行事を大切にし、地元の魅力を発信することで、まちへの誇りを示 せる市民を増やしてまいります。 また、外国籍市民の増加を地域の活力につなげるために、彼らが地域に溶け込み、共に生 活できる環境を整えることも重要です。多文化共生を促進し、地域のイベントや活動に参加 する機会を提供することで、相互理解を深め、地域全体の活性化を図ってまいります。 私たちは、地域の未来を見据え、市民が誇りを持ち、共に支え合うまちづくりを推進する ことで、市民⼀⼈ひとりが地域の⼀員としての自覚を生み、その自覚がより良い地域社会を 実現するための基盤となるよう運動を起こしてまいります。
【持続可能な組織運営と発信の仕組み化】
質の高い組織運営を実現するためには、明確なスケジュール管理と、規律を厳守すること が不可欠です。規律を厳守することは業務の⼀貫性が保たれ、信頼性のある組織運営が実現 します。さらに、必要に応じて運営方法やプロセスを見直し、改善を図る柔軟性が求められ ます。時間の有効化も重要で、テクノロジーの活用により、情報共有やコミュニケーション を円滑にすることで限られた時間を最大限に活かさなければなりません。 有事の際に備えて、情報収集を速やかに行えるように連携体制のブラッシュアップを検 討し、より強固なネットワークを築き、困難な状況に立ち向かう準備を整えてまいります。 また、情報発信の仕組み化も重要です。明確な情報発信のプロセスを確立することで、必 要な情報が迅速かつ正確に関係者に伝わるようにします。これにより、家族や会社、地域社 会が⼀体となって情報を共有し、連携を強化することが可能になります。定期的に情報発信 を行い、繋がりの観えるSNS運用を実現してまいります。
【むすびに】
私たちは自分以外の誰かのために走り続けるなかで自身の社会的な責任を自覚し、各々 が変化に対し果敢に挑戦するリーダーへと成⻑します。JC の最大の魅力は、運動を展開す る中で得られる学びにあります。より良い社会を実現するため、同じ理念を共有する仲間と 切磋琢磨しながら多様な体験から得られる学びはJCでしか得られない貴重なものです。 「経営学の父」と呼ばれるドラッカーの言葉に「まず果たすべき責任は、自らのために最 高のものを引き出すことである。」とあります。任された責任を全うするために、自分のも っている能力を最大限に引き出すことが重要です。その上で、周囲を巻き込んでいくことに より、より良い社会へと、インパクトのある結果を与えられるのです。 私たち⼀⼈ひとりが地域社会の未来を形作る「当事者」であるという自覚を持ち、全力で 行動し学びを得る。私たちの活動が、次世代に誇れる組織を残す礎となるよう共に歩んでま いりましょう。